初心者向け!中古車購入時の流れや準備・必要書類を解説!
車を購入しよう!と決めた際、いろいろな準備が必要となります。
私にできるかな…と思う方もいるかもしれませんがご安心ください!
契約から納車まで不備なく動けるよう、事前にこちらで流れを確認しておきましょう。
初めての方にも分かりやすく、必要な書類や手続き方法などを1つずつご紹介していきます!
中古車を購入するまでの大まかな流れ
中古車の購入に至るまでどのような流れになるのか、一般的な手順を大まかではありますがご紹介します。
↓
2.予算内で購入したい車種やグレードを決める
↓
3.希望車種をインターネットで調べ、お店を訪問する
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4.お店で希望車種の見積りを出してもらう
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5.駐車場を用意する(契約する)
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6.印鑑証明書を用意する
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7.購入店舗を決め、契約をする
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8.必要書類を用意する
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9.支払い手続きをする
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10.納車!
ざっくりとこのような流れになりますが、さらに細かく予算の決め方・書類の種類や準備など次項より見ていきましょう。
STEP1:中古車購入の予算や支払い方法を決めよう!
購入するには予算を決め、ご自身に合った支払い方法を無理のない範囲で決める必要があります。
予算を決めるとき
いくらまで車に出せるのか予算を確認しましょう。車を購入するには、車本体だけの価格で済むわけではありません。
その他に駐車場契約費用や、後に定期的に税金や駐車場代、ガソリン代、修理費用など維持費用がかかります。
これらを考慮して先に予算を決めておくことで、その後が楽に維持することができます。
支払い方法を決めるとき
予算が決まったら、その金額をどのように支払うかを決めましょう。
簡単に分けると3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットもご紹介していきます。
①現金一括
一番負担のない支払い方法です。
【メリット】
一括で購入する最大のメリットはローンと違い審査がなく、金利や手数料等もかからない為一番安く済みます。
【デメリット】
貯金を崩す事となるので貯蓄が一気に減ることや、限度額が決まってしまう為購入する車が限定されてしまいます。
②ローン
おそらく多くの方が選択する方法です。ローン審査についてもご紹介します。
【メリット】
お金を一度に支払わず、毎月一定の額を支払うことになるので急な出費がありません。
毎月のシュミレーションで無理なく支払えるよう、支払回数などをよく検討しましょう。
【デメリット】
金利も支払う為、現金一括払いよりも支払い金額が多くなります。
またローンで車を購入した場合は車検証上の所有者名義が銀行、もしくは販売店となる場合があります。
③クレジットカード
販売店にもよりますが、クレジット決済が可能なお店も少しずつ増えています。
Visa・Mastercardなど国際ブランドのクレジットカードであれば利用できる場合が多いですが、指定のカードしか対応していない店舗もあります。
【メリット】
ポイントが貯まる・支払方法を分割にすることができる。
【デメリット】
支払限度額の上限が足りない場合は使用不可となります。
STEP2:購入したい中古車を探そう!
予算、支払い方法が決まったら、次は車選びです!
まずは予算内の車種を探してみましょう。
どのような車種にする?
ご自身のライフスタイルを考慮し、用途を考えてみましょう。
- ・ご家族の人数を考え、何人乗りにするのか
- ・駐車場に入るサイズはどのくらいか
- ・長距離や通勤で使用する場合は低燃費車種も検討するのか
これら3つを考えただけでも、ある程度絞り込めます。
中古車販売店へ行ってみよう
購入したい車がある程度決まってきたら、実際にお店に見に行ってみましょう。
インターネットの中古車情報や車雑誌で情報を調べ、購入したい車を取り扱っているお店を確認することができます。
タッチの差で先客が検討している可能性もあるので、まずは事前にお店へ問い合わせをしましょう。
お店で実車の状態を確認し、何種類かをみることでご自身の希望が更に絞り込めてくるでしょう。
見積りを出してもらおう
本体価格のほかに法定費用や手数料、オプションを付けた場合はそれらも加算されます。
見積りを複数の車種や、異なる店舗で出してもらい車の状態と合わせて検討しましょう。
STEP3:中古車購入が決まったら車庫証明書を取得しよう
さぁ、車が決まりいよいよ!ではありますが、車購入が決定したらまずは車庫証明書の取得です。
正式には“自動車保管場所証明書”といい、自動車の保管場所があることを証明するものです。
駐車場を決めよう
証明書をとるには駐車場を確保する必要があります。
保有する敷地に車庫があるのか、または月極駐車場を契約するのか、マンション敷地内の駐車場に空きがあるのかなど確認して確保しましょう。
車庫証明申請書の取得方法
駐車場所を確保したら、管轄の警察署へ行き申請書をもらいましょう。申請から約3~7日で発行できるでしょう。また販売店でもらえることもありますが、別途代行費用が発生します。
車庫証明書の申請に必要な書類を揃える
駐車場所が自己保有か、賃貸かで必要書類が異なってきますのでそれぞれご紹介します。
また以下書類を提出すると納入通知書兼領収書を渡され、車庫証明書発行時に必要となりますので大切に保管しておきましょう。
必要なもの | 自己保有の場合 | 賃貸やマンション内敷地などの場合 |
---|---|---|
自動車保管場所証明申請書 | 〇 | 〇 |
保管場所の所在図・配置図 | 〇 | 〇 |
保管場所使用権原疎明書(自認書) | 〇 | × |
保管場所使用承諾証明書 | × | 〇 |
自動車所有の方の住所がわかるもの(運転免許証など) | 〇 | 〇 |
手数料 | 〇 | 〇 |
※令和3年4月1日より車庫証明申請用紙への押印は不要になりました。
自動車保管場所証明申請書
正式には“自動車保管場所証明書”といいます。
自動車の保管場所があることを証明するものです。
保管場所の所在図・配置図
所在図は「自動車使用の本拠の位置」と「自動車の保管場所の位置」が分かるように地図を記入します。また自宅と駐車場を直線で矢印書き、その距離も記載します。
配置図は駐車場の詳細を記入します。集合駐車場などは何番目の位置なのか、隣接する車道の幅、入口の幅、車庫の幅と奥行きを記載します。
保管場所使用権原疎明書面(自認書)
駐車場を自己保有されている、またはご自身が所有する土地を使用する方の書類になります。この書類で車の保管場所として使用する土地が”間違いなく自分の土地である”ことを確認できます。
保管場所使用承諾証明書
駐車場を借りている方の書類です。
駐車場の所有者、または管理者に自動車の保管場所として使用することを承諾してもらったことを証明するものです。よって所有者または管理者に記入してもらうところもあります。
手数料
都道府県により金額が異なることがありますが、申請時には2,000円程かかります。窓口で印紙を購入しましょう。
車庫証明書の受取(交付)に必要なもの
①納入通知書兼領収書
車庫証明を申請したときに、渡される申請手数料を納入していることを証明するものです。
②手数料
標章交付手数料として、550円かかります。窓口で印紙を購入しましょう。
③印鑑
印鑑は認印で大丈夫です。シャチハタは認められていませんので注意しましょう。
車庫証明書の申請~交付までの注意点
申請・受取と、駐車場場所を管轄する警察署に行く必要がありますが、警察署の窓口は基本的には平日のみとなります。土日祝・年末年始は受け付けていないので注意しましょう。
平日の受取が難しい方でも、前述した通り郵送や代理の方でも対応できることがありますので、事前に確認しておきましょう。
STEP4:中古車購入の契約に必要な書類・費用
駐車場の準備も整いましたら、販売店で契約です。
契約に必要な書類には、販売店側が用意する書類とご自身で用意する書類があります。
また書類の提出、契約が済んだ後は購入した中古車代金の支払いです。
販売店より提示された金額を指定された銀行に振り込みます。前払いで手付金や諸費用を支払う場合もありますので、販売店に振り込み金額、振込日は確認しておきましょう。
なお普通自動車と軽自動車で異なりますので、それぞれご紹介していきます。
普通自動車の場合 | 軽自動車の場合 |
---|---|
実印 | 住民票 |
印鑑証明書 | 印鑑 |
車庫証明書 | 自賠責保険証 |
車検証 | |
委任状 |
実印
役所で印鑑を登録し、公的に認められている印鑑のことをいいます。
家や車は資産となり、契約時には必ず必要となります。
印鑑証明書
前述した実印がご自身の印鑑であることを証明できるものです。
実印を登録した役所で入手できます。
また販売店によっては複数枚必要な場合がありますので、何枚必要なのか確認しておきましょう。
車庫証明書
前述した通りですが、軽自動車の場合は必要ありません。
車検証
正式には自動車検査証といいます。自動車保安基準を満たしてますと証明するものです。車の細かい情報が記載されており、定期的に不備がないか検査を受けることが義務付けられています。
こちらは販売店側が用意します。
委任状
購入した車の車両登録や名義変更を販売店に代行してもらいます。ご自身が用意する手続きを他人に代行してもらう際に必要となる書類です。
住民票
軽自動車を購入した場合の必要な情報は、氏名・住所だけとなりますので本人確認書類として必要となります。
住民登録のある市町村役場にて発行でき、交付から3か月以内のものが有効です。
印鑑
軽自動車の場合、実印は不要です。認印で問題ないですが、自治体によってはシャチハタや三文判は認印として認めていない場合があります。
自賠責保険証
自動車損害賠償保障法に基づき、加入が義務付けられている損害保険です。
自動車運転時に他人を負傷させたり、死亡させたりしてしまった際に被保険者が損害賠償を負うときの損害を保険金で支払います。
こちらの書類は販売店側が用意します。
下取りがある場合
今まで使用していた車がある方は、購入の際に売却することを“下取り”といいます。
その車に値がつく場合は、購入車の金額と相殺することで負担金額が減るケースがあります。
下取りに出す際は、以下書類も追加で必要となります。
①下取り車の車検証
この場合の車検証は下取りに出す車の分です。運転時は携帯が義務付けられており、下取り手続きで必要となる重要な書類です。
②自動車税納税証明書
一年に一度支払い義務があり、納税を証明する書類です。
書類に有効期限の記載がありますので、提出の際は確認しましょう。
また下取りでは最新の証明書を提出する必要があります。
③自賠責保険証
加入する義務のある保険のため、必ず提出が必要となります。
交通事故をおこしてしまったときに、被害者を救済するために加害者が担う損害賠償を保険金でお支払いするものです。
④譲渡証
こちらは販売店側が用意します。
所有者が自分から業者など、次のユーザーへ変更します。
⑤実印と印鑑証明書(下取り車の場合)
譲渡証などに捺印が必要となります。
軽自動車を下取りに出す場合は、認印でも可能です。実印と印鑑証明証はセットで用意しておきましょう。
STEP5:購入した中古車の納車
いよいよ待ちに待った納車です。
車購入代金が振り込まれると、販売店で対象車の点検、整備が行われます。その後登録、名義変更の準備が整うと納車の目途がたちますので納車日が確定します。
納車までどのくらい日数がかかる?
では実際、ここまでどのくらいで手元にくるのか気になるところだと思います。
中古車の場合は、一般的には必要書類の提出からあくまでも目安ですが、約1~2週間程度です。
納車場所が遠方の場合
一般的な納車までの日数が分かったところで、納車場所が遠方の場合は時間がかかるケースもあります。
例えば、購入店舗と納車場所の距離が遠方であると陸送時間がプラスでかかります。
また運送費は中古車購入代金に含まれないので、距離がある場合は事前に確認する必要があります。遠方だと躊躇してしまいがちですが、遠方店での購入はもちろん可能なので、諦めずに欲しい車を探したほうがご自身も満足度が高くなりますので、ぜひ問い合わせましょう。
中古車購入時の注意点
中古車であってもせっかく出会った車は長く乗っていたいものです。
中古車はそれぞれ走行距離や年式も異なるため状態のいい車を見つけるためにも、必ずご自身で確認することをおすすめします。
そこで注意するべき点をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
注意点①外装チェック
実車を見に行った際にまずは近くで外装状態を全体的に確認しましょう。パッと見て目に入った箇所だけではなく隅々までチェックします。
例えば、傷・へこみ・塗装の痕・修理された痕やタイヤの破損など近くでしか見えないものもありますのでチェックしておきましょう。
またドアの開け閉め、エンジンルーム、トランクやボンネットの開け閉めもご自身で行い違和感がないかも確認しましょう。
注意点②内装チェック
まずは席に座り異臭がないかを確認しましょう。たばこ臭、ペット臭、カビの匂いなどご自身が気になるような匂いは避けること。特にガソリンの匂いはガソリン漏れの可能性もありますので必ずチェックしましょう。
次にシートやカーペットの汚れ、破れです。シートは動かしたり、跳ね上げたりして隅々まで確認しましょう。
注意点③電気機器の動作チェック
エンジンをかけ、装備されている全ての電気機器を確認します。
例えばエアコン(冷房~暖房)、ランプ、窓の開け閉め、ナビなど機器はたくさんありますので、分からない場合は販売店スタッフに確認しご自身で動かしてみましょう。
注意点④試乗チェック
販売店の状況や車の状態にもよりますが、可能であれば実際に試乗してみることもいいかもしれません。
エンジンの異音やハンドル操作やブレーキに問題がないか見ておきましょう。
最後に購入後に異常があったとしても修理代は実費になる場合もありますので、販売店の保証に入っておくと安心です。
まとめ
ここまで流れをご説明してきましたが、初めての自分にできるだろうか?面倒だな…など思わなくても大丈夫です!
販売店のスタッフがきちんとご説明しますし、書類についてもしっかりと確認してもらえます。
まずは販売店に足を運んでみましょう!その際はぜひウィルネクストへご相談ください、笑顔でお待ちしております!